非対面対人恐怖症

昔からメールやラインなどのコミュニケーションツールを通してのやり取りが苦手だ。

特にこちらから連絡を取ることが苦手で、文章を作る際や、その後の相手からの返信を待つ際に、落ち着かない気分になる。まずいことを言っていないか、とか、あの時もっと違うことを言えばよかったか、とか、もしかしたら面倒くさいやつと思われているのか、とかと考えてしまう。

気になる子に連絡を取るときなどはもちろん毎回、友人とやり取りをしているときにも時々、このような状態になる。

なので、そのような時は、なるべく気分を紛らわすために別のことをしたりする。

 

しかし、なぜこのような気分になるのだろうか。

 

 

それは「相手の気持ちが分からないから」

これが一番大きいと思う。

 

そもそも文章だけのコミュニケーションツールで伝わる情報量は少ない。文章の内容と、それが送られてくるタイミング。ただそれだけ。それだけでは相手がどのような気持ちなのかがつかみにくい。

 

しかし、そのような状況でもコミュニケーションをとる以上は相手の気持ちを汲み取らなければいけないため、足りない部分は推測せざるを得ない。ただ推測すると不確かな部分が大きくなり、つい上に書いたようなことを考えてしまい、もやもやした気分になる。

 

ではどうしたらいいのか

 

・不完全なツールであると割り切る

文章でのやり取りということをはっきりと意識して、多少のミスコミニュケ―ションは生じうることを受け入れること。直接の対話や電話の補足的なツールとしてとらえる。

 

・通知を切る

こちらはもっと対症療法的なアプローチ。相手の反応がどうしても気になってしまうのであれば、反応を見えにくい状態にすればよい、という考えによる。1時間に一度チェックする、などのルールを自分の中で作ればやりやすいのではないだろうか。ただ1時間に1回のチェックの際には相手の反応を見ることになるのでストレスはたまるだろう。

 

 

 

・返信時間を意識しない

簡単に言えば手紙のようなものだと捉えるということ。今はほとんどの人がスマホを四六時中離さないので、すぐに返信が来ることを当たり前のものとして考えている。でもそれはかなり窮屈なものなのではないか。連絡が来たらすぐに返信するのではなく、自分がしたいときに返信する。書いてみると、とても当たり前のことなのだけれどあまり意識できていない人が多いのではないだろうか。